はじめに
量り売りを通じてゴミを増やさない社会を作りたい!
より良い未来をつくる仲間になっていただきありがとうございます。
この量り売り完全ガイドBOOKでは、お店で量り売りがスムーズにいくよう、サポートさせていただきます。
量り売りは、ライフスタイル!日々進化しています。
昔は量り売りが当たり前でしたが、現代では量り売りが新しい売り方の1つになってきています。
計量済み、個包装されたものは便利ですし、人が介さないので人件費削減などからなくなっていきました。
しかし現代になって、ゴミの削減や量り売りが新しいコミュニティーの在り方として、復活しつつあります。
新しい形で復活する量り売りには、様々なスタイルがあります。
ひとことで「こうすれば量り売りだ」という正解がありません。
当然、個包装よりも考えることがたくさん増えます。
いろいろな手続きも増えますし、トラブルもあるでしょう。
でも、量り売りをしていてお店の人もお客さんも、一番素敵だと思えるのは、お店とお客さんとの信頼関係をつくるためのコミュニケーションツールだということです。
ちょっと一手間かけたお買い物で、楽しさや温かさが生まれ、お店とお客さんとの間ではもちろん、それが地域の繫がりとなって、より良い関係の地域社会に繫がっていくものだと思っています。
ゴミを増やさない社会の実現を目指す一方で、エコやSDGsなどは「難しい」「しんどい」「ガマン」「中途半端にやるといろいろ言われる」など、始めるのが怖い方もいらっしゃいます。
大きな変化を起こしていくためには、ストイックに、アレはダメ、コレはダメと言っていても前進しません。最初からカンペキを求めると、嫌な印象が残り、むしろアンチになりかねません。
現実は、小分けとプラスチックに慣れてしまった私たちですから、それがあたりまえになってしまうところから変えていかなければなりません。そんな「当たり前」を少しづつ見直していきましょう。
あたりまえを見直すための、量り売り
決められた量を買うあたりまえ、
小分けにされているあたりまえ、
大量で安いあたりまえ、
いつでもどこでも買える便利なあたりまえ、
これまでの当たり前の脇に、スーパー消費社会が地球を壊しています。
これからの当たり前は、プラスチックを使い捨てず、ゴミを増やさず、再利用が当たり前で、バッグや水筒に加えて容器を持って買物に出ること、そして洗剤を通じた地球を汚さない意識や、海の豊かさに意識がむき、みんなが社会や地球のことを当たり前のように意識を向けている状態になればと思います。
ちょっと壮大すぎる妄想に聞こえるかもしれませんが、そんな夢も、始めなければ始まりません。
お店で取り扱う商品も、意識をしていなかいと便利な小分けとプラスチックに溢れてしまいます。ですから、「お店とお客さんとで少しづつできることから始めていく」というスタンスで、みんなが少しでも前進する一歩になることを望んでいます。
そんなわけで、プラスチックがいずれ無くなり、ゴミが生まれないゼロウエイストな社会になるには、ステップが必要です。
ぜひみんなで「量り売り」というキーワードで、より良い社会を作っていきましょう。